『大人の遠足』無事終了!

10月27日日曜日に、水郡線を利用して矢祭町の酒蔵「矢澤酒造店」を訪問する『水郡線で大人の遠足』を行いました。

磐城浅川駅に集合し、10時24分発水郡線水戸方面に乗り込みます。東日本旅客鉄道㈱の水郡線統括センターの木田所長と職員2名の方に、ホームで手を振ってお見送りをしていただきました。いよいよ町外学習の始まりです。

出発してから約30分で矢祭町の南石井駅に到着です。

そこから、国道118号線を15分くらい歩いて行って、目的地の「矢澤酒造店」です。

なぜこの場所を目的地にしたかというと、午前10半位に磐城浅川駅を出発し30分で南石井駅に着いて、そこから歩いて15分で目的地に到着、3時間くらいの滞在の後、15時位の水郡線郡山方面で南石井から帰って午後3時半には解散できるという、すごく合理的なタイムスケジュールを組むことができる場所であること。歴史ある建物と日本酒の事が学ぶことができる場所であること。景観にマッチした有名建築家の新しい建物を見れる場所であること。

それから、磐城石井から矢澤酒造店さんまで、国道118号線沿いを歩かねばならないのですが、そこまでの間広い歩道が続いてるので、安心して歩ける事。蔵元さんの御厚意により、通常は食事物を提供していないカフェスペースで、昼ご飯を食べさせていただくことが出来るようになった事などです。

南郷醸造元「矢澤酒造店」さんとは?

矢祭町にある福島県最南端の酒蔵です。2016年に藤井酒造店から矢澤酒造店に名前を変えました。創業天保四年(西暦1833年)以来、名勝地東北の那間渓矢祭山を擁する清流久慈川の伏流水を用い、伝統的な手法を今なお受け継いでいます。豊かな水と厳選された原料米を使い、酒造りの基本である「麹つくり」に重点を置きながら、地元の皆さんに日々飲んでいただける日本酒を提供しています。そして、様々な料理と合う、旨味とキレを持った当酒蔵の日本酒は世界にも通用する味と信じています。   矢澤酒造店ホームページより 

訪問する新しく誕生した建物について?

設計者は、「島根芸術文化センターグラントワ」や「鳥羽市立海の博物館」で有名な内藤廣氏

「矢澤酒造は、奥州最南端矢祭の恵まれた気候風土の中で造られる日本酒の製造・販売施設です。建物の構造は木造軸組みの平屋建てで、酒蔵や店舗を包み込むような屋根とするため、短辺方向の柱を8.0m間隔で配置する大架構形式としました。建物背景には竹林があり、店舗から見える水盤や植栽と共に心地良い自然を感じられる施設となっています。」               設計者:㈱内藤廣設計事務所 福林一樹 (ふくしま建築探訪)より 

最初に、新築になった建物のカフェスペースで、蔵元さんから、蔵の歴史・造られる日本酒の歴史・新しくなった建物の話などを聞きながら、しばし休憩です。

蔵元さんの御案内で蔵施設を見学です。最初に蔵で使用されている水を飲ませていただきましたが、柔らかくてとても美味しい水でした。

新しい建物の方の蔵も見せていただきました。こちらは、小さいタンクで小ロットの仕込みができて、新しく挑戦する酒や、鑑評会で入賞を狙う酒などを造られるそうです。

蔵の建物の周囲には散策路があり、歩くだけで癒されます。

夏前頃にお邪魔した時は、カフェの前のスペースは水盤になっていて、爽やかな感じだったのですが、仕込みが始まる頃になると竹の骨組みが現れ、干し場へと変わります。

見学が終わってカフェに戻り、昼食になります。東舘駅近で営業し、新鮮な魚介と地元野菜を中心としたこだわりの食材で21年目を迎える「さかな家」さんのお弁当が用意されていました。

素材を生かした手作りのお料理ひとつひとつに、蔵元さんがマッチングさせた日本酒を合わせていただき、大変美味しく頂きました。

14時半になったので、蔵元さんに「ありがとうございました!」とお礼を述べ、南石井駅に向かいます。

定刻に数分遅れて水郡線郡山行きが南石井駅に到着です。

そして、無事に浅川駅に到着し、解散しました。参加者19名(主催者を入れて)の『水郡線で大人の遠足』が終了です。矢澤酒造店様、東日本旅客鉄道㈱様、さかな家様、ご協力本当にありがとうございました。

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