染の馬頭観音様の草刈り・参拝に行ってきました

4月14日日曜日、染地区の馬頭観音様の草刈り清掃、その後の参拝に行ってきました。4月7日に行われた虚空蔵様の参拝には所用で行けなかったので、今回はと思い行ってきました。

朝7時に、馬頭観音様の入り口に集合です。区長・班長合わせて5名、めいめいが草刈り機・ブロワー・レーキを持ち寄ってスタートです。

草刈り機が先導し、ブロワーの強力な風で吹っ飛ばし、レーキで寄せる作業です。登り口からまっすぐ登っていくと、少し平坦な場所に出て、そこには毘沙門様の石祠がありました。

近くを流れる川のせせらぎの音と小鳥のさえずり、そして朝の空気がとても心地良いです。

そこから左に折れ、真っ直ぐ上に向かって進んでいきます。刈られた草と落ちた小枝と枯れ葉が、幾重にも重なっています。そこを、上え上えときれいにして行きます。振り返ると「おおぉ、きれいだ!参道になった!」

一番上は、ちょっとした大きさの広場のようになっていて、そこに馬頭観音様の石祠がありました。区長がずいぶんきれいに小枝や草を払っていくので、「うまいもんだねぇ」と思ってその手元を見ると、握っているのは、落ちていた大きめの木の枝でした。

レーキよりも使えるというか、使っている。

最後に、お酒をほんの少しいただいて、染地区と各家々を守ってくださるよう、手を合わせて祈ります。

昔は、この後重箱を開いて、ここで宴会をしたそうです。川の音や鳥のさえずり、そしてグルっと染地区を見渡せるこの場所で宴会を開いたらさぞかし楽しいだろうなと思いました。

この馬頭観音様の石祠には、東堂山と銘があるのですが、「東堂山って?」と思い調べてみました。

東堂山は田村郡小野町にある満福寺という寺で、大同二年(807年)坂上田村麻呂の勧請により、奈良の高僧徳一大師によって開山され、古くから家畜繁盛・守護の利益があるとして広く信仰を集めてきたお寺です。染地区を見渡せる、この山の上に祀られた馬頭観音様も、東堂山信仰で祀られた石祠だと思われます。

時刻は八時、ちょうど一時間ぐらいの作業そして参拝でした。お疲れ様でした!

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